羽子板、破魔弓の意味、由来を詳しく

正月飾りを飾り方と贈る人

正月飾りを飾り方と贈る人

正月飾りは様々あるけど…

【飾る時期】

昔暦を一二支で表わしました。この一二支出言うと、一二月が丑の月、一月が寅の月にあたります。

丑寅この言葉を別な言葉で言いかえると、鬼門です。

鬼が出入りする方位として、建築物等でも忌み嫌うのですが、この場合時間の空間の中で、鬼が出入りする時間と称して気を付けた先人たちの知恵だと感じます。

この時期は、一年の内で、季節の変化の一番激しい時期。

冬至冬中冬始めなどという言葉があるように、季節と暦が一致しない時期、そして、師走と言われるように大人たちが新年を迎える準備であわただしく、子どもに対する注意が抜けやすい時期でもあります。

新旧の暦の違いで、先人たちの思いがすべて、受け継がれているとは、言えませんが、これら羽子板、破魔弓を出し入れして頂く事で、お子様の方を振り向く機会になれば、先人たちの思いが、現代の人にも役立つのではと考えております。

お子様に対する注意喚起のため、この品物を毎年出し入れして頂きたいと思います。ですから、一般的に12月中旬から1月中旬位までがお飾りの期間となります。

少し立って節分を過ぎれば、お雛さまを飾るのですから、昔の人達がいかに大切に一つ一つの飾り物に思いを託し、小さな命が強くなっていくまで、大人たちが厳重に見守ってきたということ感じられます。

それから思いにも区別や役割をはっきり持たせてきたと感じます。この飾りものは、厳しい季節変化を無事乗り越え新しい春を迎えてほしいという強い思いから生まれた産物なのです。そこで、熨斗紙には、歳暮と書きます。

【贈る人】

初正月を迎える赤ちゃんに贈られる破魔弓や羽子板は、

祖父母や叔父叔母、仲人、親しい友人などから贈られてきました。

【飾り方・収納】

頂いた暮れものは赤ちゃんの鬼除けですから、赤ちゃんが住んでいる屋敷にという考え方でよいと思います。

収納する場合は、晴れた乾燥した日に、湿気の少ない場所にしまいましょう。防虫剤はほとんどいらないようにも思いますが、ボール箱とケースの間に少量入れていただけばよろしいかと存じます。

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