Q.五月人形 長男
A.長男といって、特別扱いをした時代(戸主制度)があった時代は、嫁方からお祝い品は、届くといった時代と一緒の感じがします。
農耕社会であった日本は、惣領制を経て、この時代に、贈り物は、
嫁方からになったのではないかという気がします。
嫡子にすべてを引き継ぐようになり、その代り家に後継ぎとして、
良い物も悪い物も後継してきました。
法律ではなく、戸主たる親が、また2男3男に対しても、田畑屋敷を分け、分家や新家など相応の財産を分配し近くに住まわせる。長くそういった時代続いたので、家屋敷からすれば軽いでは、お祝い品などは、嫁ぐ側から持参するというのが、当たり前になっていたのかと思います。
数百年の時を経て、税制と、転勤により核家族化が進み現代のように、
どの子が親の面倒を見るのか、決まりなく、税制上子供は、みな公平
ということであるのが現代です。
だから、長男長女とその他の子どもの区別がない時代になっており、
次男だから三男だからではなく、同様の身代わりをご用意される方も
増えてきている気がします。
伝統工芸品としてのお雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
さのまるくんが当工房を取材した記事です。