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鎧や兜、五月人形を飾る意味

鎧や兜、五月人形を飾る意味

一つには、お子様のお祓いをするための具を用意していただくという事です。

雛人形などはストレートでお人形ですが、鎧や兜は、なぜという事になるかと思います。

昔、戦国の世の中武家の家では、主が戦に行っている間、床柱を背に鎧を飾り、奥様がそこに朝晩ご飯を上げ下げしご主人の身代りに設えた歴史があります。そこで、身代わりとして、甲冑もふさわしいのではないかというのが現在の鎧や、兜の飾りと考えております。

また、毎年飾り付けてお祝いをする意味は、お祓いと同時に予祝の意味があると考えます。将来こうした立派な武具を着られるような大将になってほしいというのが、当時の願いだったと思います。

この願いを現代に置き換えるのは、価値観が多様な時代でありますから大変難しいのですが、豊な生活ができる立派な成功者となってほしいという願いを込め、毎年お願いを重ねていくための品物という事になると考えています。