先ず、そんなはずはありませんが、昔の人たちは、神様を敬っていましたから、
自分の家にお願い事をするために呼び出して、いつまでも引き留めておくことは、失礼なことだと考えたようです。
そこで、言ってみればお雛飾りは、祭壇みたいなもので、早くしまわないと帰れないと考えたようです。
同様の言葉で、褻の日晴れの日というのがあります。お祭りの日(晴れの日)と、普段の日(褻の日)を区別しなさい(けじめを大切にしなさい)。
そこで、娘さんにそういう事を教え聞かせないで(見本を見せないで)育てると、「お嫁に行っても立派ななお母さんになれない子になってしまうよ」、という話を、誰かが嫁に行き遅れるとか行けないなど言う言葉に置き換え、戒めたようです。