Q.五月人形 呪い
A.呪いという言葉は、如何と思います。
五月人形も三月人形も赤ちゃんに纏わりついた、良くない事を代わってもらおうということで用意されているものと考えています。
新生児の身代わり(形代)として用意していただいた品物は、お子さんの厄災を代わってもらい一年間けがや病気などがないようにと願いお祭りをしていただいております。
言ってみれば、厄災を詰める箱のような役割をしてもらうわけですので、使い古しを他の人に差し上げたり、親子ご兄弟でも、兼用しないという考え方で、続いてきました。
その考え方がなければ、節句文化は、途絶えてしまったと思います。
大昔から続いてきた民間信仰が節句文化と融合し現代にいたっているわけで、宗教とは違いますから、強制できるものではありませんが、長年人形店を営んでいますと多くの不思議に遭遇します。
一つご紹介しますと、お医者様がも助からないといわれた赤ちゃんに対して、御祖母さんが、ダメもとでいいからといわれお求めになられた兜、飾りつけに行きました。一週間ほどして、ご連絡があり持ち直したとのことで、それからずっと
年賀状を頂き最近ご結婚されたというご連絡をいただきました。
私は、物を通じて、御祖母さんの祈りが通じたように思います。
本来、こうした祈りの文化の具でありまして、呪いという物とは、
真逆のものであると考えております。
どうぞお子様のために深い思いを込めて、飾ってあげて下さい。
本来お子様に悪いことがないように幸せになってくれるようにという
先人達が作った祈りの文化ですから。
伝統工芸品としてのお雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
さのまるくんが当工房を取材した記事です。