Q.五月人形 収納飾り
A.五月人形の収納飾りについて書いて見ます。
鎧兜の箱は、もともと鎧櫃などといって、箱に鎧を一式入れて、
背負って運ぶための箱でいわば収納箱であったという一面が
ありますので、飾るときに台座にしている櫃の大きさは、鎧でも兜と同じような収納箱の大きさとなります。
次に片付ける場合ですが、一つ一つの飾ものを小箱にしまうところの手間は、一緒です。
ご覧になるとお分かりになるように鎧櫃というものは、意外に小さいと思います。また屏風は、開くと大きな容積を感じとっても立派に見えますが、たたむと平たい薄い箱になります。
舞台台も薄い箱です。
私は、見ていて、収納飾りより、各箱の中に空間を持たずに
しまう飾り櫃の上に飾る飾り方のほうが、分散してしまうことも
できるので、良いように思います。
しまいなくしてしまうほどの点数の外箱には、なりませんので。
それを装飾した木箱に収めてボール箱に入れるのか、そのまま
梱包されてきたボール箱で保管していくのかの違いです。
飾りとしては、昔からの櫃の上に兜をのせて飾ったほうが落ち
着いて立派に見えるのは、私だけでしょうか?
伝統工芸品としてのお雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
さのまるくんが当工房を取材した記事です。