Q.五月人形 ハンドメイド
A.五月人形が手作りかというご質問となのかと思います。
鎧兜の場合、兜の鉢や、小札は、金型貫のものが多いと思います。
金属部品は、工場で金型で、貫いたりメッキをかけたり
ということで、機械工場生産できるものもありますが、
それを編みこんだり組み立てたりする工程は、
手仕事というのが一般的かと思います。また丁寧に作ったものは、金属を使っている場所でも、手打ち鋲、矧ぎ合わせ鉢や、小札を革や、和紙で、作る一貫張のものなど手仕事のものもあります。 それが凝ったものになると、鉢につける星金具や、プレートをはぎ合わせたり、一つ一つ、手で付けていく作業がなされているものや、小札の部分を手張りで行ったものや、一閑張りなどと言われる、和紙などを矧ぎ合わせ漆で固める技法や、小札の裏側を漆塗りにした仕上げにしたり、金属部品に金箔を押したものなど、あります。
廉価の素材プラスチックの鉢や、ボール紙アルミ、合金を、海外などで組上げたもの、材料も樹脂系素材を使ったものもあり、様々です。
いい素材を使って、熟練の職人が手仕事で、本物に近い仕様になればなるほど高額になりますし、前から見える部分だけしか、仕事がなされていないものなどのの価格が、低額になっております。
これは、ものつくりが、どの価格帯の品物を作ろうとしているかというところからの事なので、値引きや、2重価格などに惑わされることなくしっかりした品物が手に入るようにと思います。
写真では、なかなか見えないところや、質感量感、雰囲気など
違って見えることも多いと思います。
御面倒でも、展示してあるものを直にご覧になり説明を
聞いてのお買い物をお勧めいたします。
伝統工芸品としてのお雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
さのまるくんが当工房を取材した記事です。