Q.五月人形 いつから、
A.五月人形をいつ飾り始めるかということかというご質問となのかと
思います。
昔は、飾る期間は、非常に短かったと聞いています。
販売も短期で、何日などという取り決めは、はっきり聞いていませんが、
お祭りですから、一週間ぐらいは、最低飾りたいように思います。
後は、諸説いろいろありますので、難しく考えず、見て楽しむ時間と
して、お彼岸を過ぎたら、自由にしていいように思います。
肝心なのは、お祝いの日に何をするかで、赤ちゃんの無事成長を
(赤ちゃんに纏わり付いている厄災を五月人形に触れることで変わってもらい)
お願いしたら、赤ちゃんに愛情の深い人たちで、食事会を
していただき早めにおしまいになることかと思います。
よく雛祭りのとき早くしまわないと嫁に行き遅れるなどの話がありますが、
これも、先人達が、「ハレ」の日には、晴れ着を着たり、神聖な食べ物である餅や
赤飯を食べたり、お酒を飲んで祝ったりして、特別な日であることを示します。
古来より、日本人は、木にも草にも、土にも、火にも水にも神様が宿っていると感じ、
これを「八百万の神」といって畏敬の念をもって接してきました。
そして、身辺で起こるよいことも悪いことも、神様のおかげ、
自分たちのせいと考え、人々は祭り(祀り)をつかさどるようになりました。
祭りの華やかさ、行事の晴れやかさ、ケガレを落とした後の
清々しさが「ハレ」であり、「晴れ晴れ」「晴れ着」「晴れ姿」など「ハレ」の
気持ちを表した言葉がたくさんあります。
「ケ」のひとは、普段日常の生活を指しています。
生活の中で、「ケ」の日と「ハレ」の日のけじめをつけるようにという教えと
そういう教育が大切ということで、作られた言葉と聞いています。
伝統工芸品としての五月人形お雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
栃木県の伝統工芸品
さのまるくんが当工房を取材した記事です。
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