羽子板、破魔弓のことがよくわかるお子さま向け絵本のご紹介です。

羽子板、破魔弓のことがよくわかるお子さま向け絵本のご紹介です。

破魔弓、羽子板のことがよくわかる

お子さま向け絵本のご紹介

当工房3代目で節句アドバイザーの吉田哲也が制作に携わりました破魔弓、羽子板に関する絵本のご紹介です。

破魔弓、羽子板の飾る意味をご紹介させていただきましたが、お子さまたちにはなかなか伝わりにくい部分も多いと思います。

そこで好評いただいております正月飾りの絵本をご紹介いたします(発行 彩雛会)

なぜ、この時期に破魔弓、羽子板をかざっているのか?

この絵本を通して是非お子さまにもお話していただきたいと思います。

 

【けんちゃんとさくらちゃんのおまもり】

けんちゃんと さくらちゃんは、ようちえんがおなじで だいのなかよし。

 

いつものように ちかくの こうえんで いっしょにたのしくあそんでいました。

 

まちどおしくて はなうたも ついつい

 

『もーいくつねーるーとー おしょーおーがーつー♪』

 

そう いまは ふゆやすみ。ふたりのおうちでは もう おおそうじが はじまっています。

 

『ねえ さくらちゃん いいこだから そろそろ おそうじの おてつだい よろしくね』

 

ママが むかえにきたので さくらちゃんは おうちへ かえりました。

 

てをあらって うがいをすませると さっそく ママのあとについて はたきを かけます。

 

まどに パタパタ タンスに パタパタ。

 

とっても じょうずで ほめられました。

 

 

さくらちゃんの ママに つれられて いっしょに おうちへ かえった けんくんも

 

パパの おてつだいで くるまの おそうじ。

 

ゴシゴシ キュッキュッ・ ゴシゴシ キュ。

 

『けんくん どっちが きれいに できるか きょうそうだ』

 

『まかせて パパ。ぼく ピカピカにするから』

 

パパも けんくんも おおはりきり。

 

みんな おしょうがつが たのしみです。

 

 

けんくんは とてもつかれて そのよるは おふとんに はいると ぐっすり。

 

すると ゆめの なかに キラキラ ひかる ちいさな ちいさな ようせいが あらわれて

 

『ねえ これから さくらちゃんを さそって くらやみを たんけんしに でかけようよ 』

 

くらやみ? けんくんは ちょっと まよいましたが さくらちゃんも いっしょならと ついていきました。

 

 

くらやみには こわい おにたちが ゾロゾロ ノシノシ。

 

おそいかかって こないかと おびえる けんくんに

 

ようせいが はなしかけます。

 

『だいじょうぶ おにには けんくんが みえないから』

 

そうか みえないのか…。 でもやっぱり こわい。

 

『どのいえに はいって わるさを してやろうか』と

 

おにたちは あたりを ウロウロ ジロジロ。

 

さくあちゃんの おうちは だいじょうぶかな…。

 

 

さくらちゃんの おうちに きてみると

 

いっぴきの あかおにが まどから のぞいていました。

 

そして なかに しのびこもうとした そのとき

 

リビングに かざってある おしょうがつかざりの はごいたが ものすごい ひかりで ピカーッ!

 

『まぶしい!』あかおには びっくり ぎょうてん。しばらく めを あけることが できずに

 

とうとう あきらめて にげていきました。

 

 

けんくんと ようせいは さくらちゃんに

 

にげていった あかおにの はなしを しました。

 

『へえ わたしも みたかったな』と さくらちゃん、

 

けんくんとちがって おになんか へっちゃらみたい・

 

『ところで けんくんの おうちは だいじょうぶ?』

 

そう いわれると けんくんも だんだん しんぱいに

 

なってきて ようせいに たのみました。

 

『ねえ ぼくの おうちにも みに つれていってよ』

 

 

『ようせいさん いそいで。 ぼくの うちに はやく』

 

いってみると やっぱり けんくんの おうちも

 

いっぴきの あおおにが ねらっていました。

 

でも なかに はいろうとした そのとき とこのまにある おしょうがつかざりの はまゆみが

 

とつぜん ピュンピュン と ひとりでに なりだし

 

あおおには みみを おさえながら にげて いきました。

 

『たすけてくれ~ だれか あのおとを とめてくれ~』

 

 

『あー こわかった。でも なぜ おにたちは なにも できずに にげていったの?』

 

ふしぎで たまらない けんくんと さくらちゃんに ようせいが キラキラ かがやきながら こたえました。

 

『あの はごいたや はまゆみは おしょうがつを ぶじに むかえられるよう

 

ねがいを こめて かざるものなんだ。 それが ふたりの おまもりになって

 

わるい おにたちを おいはらって くれたんだよ』

 

『ひとは わるいことが おきず おだやかに おしょうがつを ぶじに むけたいと ねがうけれど

 

それとは はんたいに おには おおあばれをして わるいことを するのが だいすきなんだ

 

そんな おにたちに ちいさな こどもや あかちゃんが ねらわれたら それこそ たいへんでしょう?

 

だから おうちの ひとが はごいたや はまゆみに ねがいを こめてかざってくれるんだ』

 

 

『おうちのひとの やさしい おもいが わたしたちを まもってくれているんだね』

 

けんくんと さくらちゃんは うれしくて にっこり。

 

あにが にげて あんしんした せいか

 

そのまま むにゃむにゃ すやすや ぐーぐー。

 

ようせいは ふたりを おこさないように

 

そっと おおぞらへ キラキラ とんでいきました。

 

『ふたりとも よい おしょうがつを』

 

 

けんくんと さくらちゃんが うまれて はじめてのおしょうがつ。

 

みんなで きねんしゃしんを とりました。

 

 

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