破魔弓の由来

破魔弓の由来

破魔弓の名前の意味をご存じでしょうか?

「破魔弓」とは、読んで字の如く「弓で魔を破る」という意味があります。

これと関わりが深いものに室町時代から現代に伝わる「鳴弦の儀」があります。

これは弓の弦を強く弾き鳴らすことによって、魔除け(鬼除け)・邪気を寄せ付けないという意味のある儀

式です。

今日の皇室においても、お子様が誕生して七日目に「読書・鳴弦の儀」が行われています。

この他にも弓を用いた儀式として、正月にその年の年占い と厄除けで行っていた「弓射(ゆみいり)」や

家を造る際の上棟式に、屋根の上に弓と矢を北東に向けて飾る「鬼門除け」などがあります。

このように縁起物として認知されてきた弓と矢を組み合わせたものが、現代の「破魔弓」の基になって

います。

この弓矢の演技を持って、暮れから正月鬼門の時間の鬼除けとして、飾っていただいております。

羽子板|破魔弓とはいったい何の為のもの?

羽子板|破魔弓とはいったい何の為のもの?

昔から伝わる、羽子板や破魔弓を飾る行為に何の理由があるのか?

節句アドバイザーとして大変多くいただく質問に羽子板、破魔弓の意味がございます。

羽子板と破魔弓は、新生児が、暮れの激しい季節変化を無事すごし新しい年が迎えられますようにとい

う願いが、そもそもの始まりです。

赤ちゃんが誕生して初めて迎えるお正月に向けて、女の子には羽子板が、男の子には破魔弓が贈られま

す。

旧暦の十二月から一月の間は、十二支による暦の上では「丑(うし)・寅(とら)」にあたります。(十二支の図を出す)校長通信: 干支にまつわる話(Ⅲ)

今でも年でよく使われる十二支ですが、昔は方位、だけでなく時間、にも使われていました。

その中で「丑寅」は鬼門を意味し、この時間は、(鬼)が出入りする時間とされ、嫌われる間時・方位

とされてきました。

そこでその時期を生命力の弱い赤ちゃんが無事に通過できるようにという願いを込めて、羽子板と破魔

弓は贈られるようになりました。

旧暦の新年(立春)を平穏に迎えるために、節分に豆まきをするのも鬼 門除け(鬼除け)の考え方といえま

す。

暦の読み方のずれがありまして、どうして1月寅の月?もあると思いますが、

端午の節句は、5月で午の月です。

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol2

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol2

羽子板や破魔弓などの正月飾り…どのような理由で値段が違うのか?

 

 

羽子板、破魔弓の値段の差についてのご案内の第二回です。

 

今回は羽子板のお話です。是非、参考にしていただければ幸いです。

 

羽子板の値段では、工法として、以下の順序で価格の差が出ます。

 

1プレス
2木目込み
3押絵

の順で高くなっていきます。

 

これは、みなさまでもよーく観察されれば判断できる違いだと思います。

押絵が一番加工度が高く価格も高くなります。

 

羽子板の板も白木なのか、桐板なのか、桐板にもランクがあります。

 

同じ押絵羽子板でも顔や頭の部分だけでも髪の毛が絹すが糸を使っているのか、ナイロン糸なのか、加工度も材料費価格も違います。

 

お顔も何度も下地塗りをしてあるものとそうでないもの毛が気の細かさなど技術的な違いがあります。

 

衣装も、上質の素材に手書きの絵付けなど技術を駆使しているもの。

 

衣装の材料に凝って、豪華な素材を使っているものなどよく手元で、比較されればお分かりになると思います。

 

普段見つけない品物です。ご自身の目で直接ご覧いただきどうして飾っているかなど説明を聞きながら購入されるのが、一番と思います。

 

当店では、お手頃な価格のモノから、こだわりの御品まで多くの商品を展示しております。

 

佐野プレミアムアウトレットからも非常に近いので是非お近くに訪れた際は、

 

一度当店のショールームまでお越しいただければ幸いです。

 

ネットショッピングでも販売しております。

 

当店ネットショッピング専用サイトはこちらへ➡ネットショッピングページへ

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol1

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol1

羽子板、破魔弓などの正月飾りはどのような理由で値段が違うのか?

 

毎年この時期になりますと、羽子板や破魔弓の値段の差についてよく質問をお受けします。

 

今回は、羽子板、破魔弓の素材や、作りによる値段の差をまとめてみました。

 

是非ともご参考にしていただければ幸いです。

 

破魔弓、羽子板って何で価格の違いはあるの?

 

1.羽子板、破魔弓のケースの違い

 

ケースの違いについて、破魔弓や羽子板、多くの場合ケースに入っているかと思います。

 

中身の大きさに合わせて何号という表示がなされています。

 

しかし同じ号数でも、木材の違い、寸法の違いケースの中身の違いやバックの絵柄素材の違いによって、値段が変わってきます。

 

木材の材質自体の違いについては、塗装を施してしまう場合が多いので、見分けにくいと思います。

 

中には、銘木で作ったものや、漆塗りのものなど、素材や加工でコストとがちがうものもあります。

 

※下記は漆塗りケースになります。

 

ただこういったものは、商品の特徴として、店頭で表示されていると思いますので、すぐわかります。

 

わかりにくいのは、寸法の違いたとえば、中身を引き立たせるために奥行きの深いケースにすると材木やガラスの使い量が違います。

 

そして、これらの素材は、ホームセンターなどでご覧になるとお分かりになるように単位単価となっておりますので、

 

1本何センチの長さの材木で、何本とれる寸法かとか、1枚のガラスで何枚取れるかなど、寸法に無駄のないケースを作れば、コスト削減ができますが、

 

今の例のように中身が引き立つようにという場合には余りが出ても、

 

見映えのする物というのを優先して作るわけですから無駄が出てコストが高くなります。

 

またケースの台輪が深くえぐれているものやカットはいっているものなどは、

 

見た目より太い材料を使い、それを抉る為の手間をかけ、さらに中の部分に傷がない素材を使うなど神経も使います。

※猫足のケース台輪

 

反面ボード材など機械工程で作ったものは、加工がしやすくローコストで仕事ができます。ガラスも厚いガラスをカットしたガラスのほうが高い素材となります。

 

素材については、中身の造作物の手間がかかるもの、素材自体が高いもの、加工度が高いもの、これは、各店舗でも御説明がなされると思います。

 

実際に店頭で、よくご覧になって、お選びになることをお勧めいたします。

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol3

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol3

羽子板、破魔弓などの正月飾りはどんな理由で値段が違うのか?

 

羽子板、破魔弓の値段の差についてのご案内の第三回です。

 

今回は破魔弓のお話です。

 

破魔弓の値段では、中身の箙や矢羽根などになるでしょうか、

 

たとえば直線のカットは、単純なため、一気に量産を進められますのでローコストなります。

 

その反対に複雑な形状で丸くカットしたりすることで、ミシンで、少しずつしか進められないものは、ハイコストになります。

 

切り落としにそのまま塗装をかけていくような作業と角面をとり柔らかい線を出しているものは、作業時間、手間が違ってきます。

 

それから塗装も下地を塗り木地目を塞いでから上塗りしていくものとそのまま記事に上塗りをしてしまうものでは、値段が変わってきます。

 

もう一つ矢羽根についてですが、珍しく数が取れない天然羽根と一般に多く取れる天然羽根、鶏等、白の羽根に色付けしてしまうものでは、素材単価がずいぶん違うようです。

白七面鳥の羽

梟の羽

雉の羽

これも店頭で、詳しくお尋ねになられるのが、良い買い物をするコツかと思います。

 

こちらから⇒商品紹介ページに移ります。

 

参考まで実物を一度ご覧になってみてください。

 

 

2018年羽子板、破魔弓の販売を開始しました!

2018年羽子板、破魔弓の販売を開始しました!

2018年羽子板、破魔弓販売会

 

いよいよ11月に入り、当店では早速正月飾りの羽子板、破魔弓の販売を始めました。

 

11月1日より、土、日、祝、祭日も営業いたします。

 

お時間の都合がつきましたら是非一度ご覧いただきますよう

スタッフ一同お待ち申し上げます。

破魔弓を飾る風習について

破魔弓を飾る風習について

破魔弓は初正月を向かえる男の子のためにあるものです。

 

破魔弓は、宮中の鳴弦の儀(弓に矢をつがえずに弦を引き音を鳴らす事により邪気を祓う退魔儀礼。

 

魔気・邪気を祓う事を目的とする。) や後世には高い音の出る鏑矢を用いて射る儀礼に発展した。

 

鏑矢を用いた儀礼は蟇目の儀(ひきめのぎ)と呼ばれる。そういった弓矢の霊力を男児の鬼除け(邪気払い)の飾り物とするようになった。

 

正月飾り、羽子板、破魔弓など二人目、三人目のお子さんに対してはどうする・・・

正月飾り、羽子板、破魔弓など二人目、三人目のお子さんに対してはどうするの? 

お父さんやお母さんの節句人形がまだ大切に保管している、

 

または、上のお姉ちゃん、お兄ちゃんの人形がすでにある、

 

このような場合にどう考えればよいのかというご質問を受ける事が多々ございます。

 

 

暮の羽子板、破魔弓に始まり、雛人形、五月人形、鯉のぼり、鎧、兜など、

 

先ずは身祝いという考え方で節句行事の他に腹帯にはじまり、

 

生まれれば、お七夜、宮参り、お食い初めに始まり誕生餅などから、

 

七五三迄、昔は『7つ前は神の子』と言って、

 

罪も咎められない代わりに一人前扱いされないとされたその間、

 

誕生を祝い無事成長を感謝する行事がたくさん行われています。

 

 

現在でもお子様の誕生を祝い無事成長を願う心は、

変わらずその子のためのお祝い(祈祷)をしてあげるという考え方で行われてきました。

 

神社に行ってお参りをするとお札を頂いて来てお家の中に祀っておきます。

 

一年たったら新しいお札と交換するのがきまりのようです。

 

お節句品も本来お子さんに悪い事がないように願って祀る物(一年更新)を、

お家の中に神様に来てもらって飾りもの(雛人形、五月人形、鎧、兜)にお子様の厄災を身代わりさせ封じ込めてもらうというお祭りです。

 

それから一緒に並べる飾りものに願いを託しています。

 

このような形で続いてきました。

 

 

また羽子板、破魔弓の場合その縁起の力で邪気払いを願う。

 

 

昔からの民間信仰で全国に広まっている世界でも類を見ない日本独特の文化です。
これが決まりですということはできませんが、

 

一人一人のお子様に道具や身代わりを用意してあげられると、

 

本来の意味がつながると考えます。

一年中飾っておいてよいのですか?破魔弓についての質問

一年中飾っておいてよいのですか?破魔弓についての質問

良くはないと思います。
本来、暮物といい、歳暮として、やり取りされたもので、破魔矢と呼ばれた武者を描いた掛け軸が、親元の他親戚やご近所から贈りものとして、たくさん集まり、暮れの時期からそれを床の間いっぱいに下げて、お正月を迎える風習で、暮れからお正月にかけて行った新生児に対しての鬼除けの儀礼です。歳暮の意味である無事に新しい年を迎えられるようにという情意も込められています。

店舗オープン

店舗オープン

11月1日

当社展示場にで、暮物羽子板、破魔弓、お雛様の販売を始めました。

暮の12月中旬より、い月中旬までの期間、いわゆる鬼門の時間の間、

赤ちゃんに邪気が付かぬよう、羽子板や破魔弓をがざることで、鬼除けを行う習慣です。

暮の忙しい時間、お子様は、体調を崩しやすい季節となります。

羽子板や、破魔弓を飾る事が、お子様を振り返るサインとなればよいかと考えます。