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羽子板をなぜ飾っているのかについて考えてみました何回かに分けて書いてみようと思います。7回目

4.羽子板の起源とは
その3-2現在の羽子板について
私たちの業界の羽子板は、ちょっと違います。私たちの町では、破魔矢を贈る習慣があった地域ですが、
佐野の組合員の中には、200年前の破魔矢の売買についての帳票があるという話もありますので、江戸時代から続いてきた風習ということは、間違いないと思います。その品物は、掛け軸で、武者の絵、お姫様の絵をあしらったものです。
これを親せきや近隣の方から頂き大変な数が集まったようで、当時の飾り方としては、床の間いっぱいに掛け軸を下げて、その中に赤ちゃんを寝せておいて、暮の時期を過ごしたようです。この下げることで、鬼よけを考えるのは、宮中のくす玉などと同じ意味合いなのかと思います。
全国を見渡すとその時期を気をつけて時期を過ごそうという情意は変わらないが、贈答の品物が違うことは、よくあります。
羽子板が暮から小正月の間の飾りものである意味は、新しい歳が生まれるための大きな変化を無事に通過して、新しい歳を迎えて欲しいという願い、その間、生命力の弱い赤ちゃんに邪気がつかないようにという(病気や怪我のないように)との思いで飾ったものです。

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