雛人形は赤ちゃんの身代わりの品です。
最近では雛人形の買い取りなどという話が出てきているようですが、
お雛祭りは物の節供、節句の言葉が入っている通りで、信仰ではありますが、
神様にお願いをするために用意している《品物【あがもの】 祓(はらえ)の際に,身のけがれや罪を代わりに負わせて川などに流す装身具や調度品。形代(かたしろ)。であり、
【撫で物】禊(みそぎ)や祈禱(きとう)などのとき,からだをなでて穢(けがれ)や災いを移し,身代わりとして川に流したりする人形(ひとがた)や衣。形代(かたしろ)。》です。
これを他に転売したりする事は、あり得ないことです。
本来お雛様の役割は、新生児の身代わりになって厄災を受け穢されていくものです。
形見分けをする時いくらシルクでできていてもパンツまでは、どうでしょうか。
まして、知らない人の見えない厄災等ただでもいらないという人が一般的な考えだと思います。
処分についてですが、大切な赤ちゃんの身代わりを果たしてくれたお雛様です。
できればずっとお子様の分身として、お母さんになってもお嬢さんの物と並べて毎年かざりつづけて欲しいものですが、
住宅事情その他諸々の理由がある場合、止む得ませんので、各地で行われている人形供養を利用されるのがよろしいかと思います。
下記URLにても紹介されておりますので参考まで
http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/images/kuyou13-14_autumn-winter.pdf
http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/images/kuyou14-15_spring-summer.pdf