【現代の名工】が継承する節句の話

胴がら師が決める顔の並び -雛人形が今の形になるまでの歴史4-

胴がら師が決める顔の並び -雛人形が今の形になるまでの歴史4-

職人

さて、人形は胴だけ作って必ず後から首をさしますと話しました。私は胴がら師ですので、襟の部分は顔をさす串の状態を想定して作っていきます。

この胴がらに顔をさす時、どの胴にどの顔をさすべきかというのは、とても重要な問題です。なぜなら「この顔をこの胴がらにさしなさい」という文献は残っていないので、そこは胴がら師に一任されるのです。

職人

 

そこで私は、どういうお顔の並びが一番雛人形の本質に沿っているのか、様々な資料を調べて決めました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です