五月人形Q&A NO27
Q 鎧兜や武者人形は、いつからいつまで飾ればよいか
A こどもの日5/5がせっかく国も休日として定められています。
その日に、家族でお祝いをしてあげるのが、良いのかと思いますが、
もともと上旬の巳の日の祓いの考え方で、お祓い行事としてあったものを、
端午の節句、桃の節句の2回に男の子、女の子に振り分け融合させてきたと思っています。
そこから考えれば、三月も、五月も新生児の(ひとがた)を用意して、その子に纏わり付く厄災を代わってもらおう
そして、身代わりになってもらった人形や、鎧兜は、箱なお中にしまってしまうことで、
あかちゃんに纏わりついていた厄災も封じ込めておいてもらおう。
こういった考えが五月のうち飾りにもあると考えています。
だからそれぞれの方の身代わりとして、穢してしまう品物なので、見た目には、
綺麗でも新しい物を用意し使いまわさないを原則に文化風習が、続いてきているものと考えています。
ですからお祭りの日を決めて(五月五日に限らずですが)御祝をしてあげましょう。
御祝とは、神様に来てもらってお願い事をし直会に食事会をすることと思います。
そのお祝いの具が、(節句品はお願いを形にしたもの)を飾ったり、しまったりしています。
一般には、お彼岸過ぎ、4月に入ってから飾りつけお祝い後は早々にかたずけるという事なのでしょうが、
神様に来ていただいて、お祝いするのに、1週間くらいは飾っておきたいものです。それ以上の期間は、
飾り物を楽しみ時間とし、あまり窮屈に考えなくてもよいかと思います。
当方の見解です。参考まで