Q.五月人形 について、
A.五月人形というと、現在、外幟と、内飾りの総称になっているように
思います。
それぞれの飾りの意味について考えてみたいと思います。
先ず外幟についてですが、大きく分けると、鯉のぼりと、
武者絵幟になると思います。
外幟は、男子の出生に対して、近隣の人たちへの披露目の意味が
あったようです。それから、鯉のぼりや、武者幟は、出世を願うもの、
もうひとつは、寄り代といって、神様に降りてきていただく目印で
あったと考えられております。
次に内飾りですが、大きく分けるとお人形と、鎧兜になります。
お人形は、おひなさま同様、形代 撫で物がわかりやすいにですが、
鎧兜については、なぜなのかと考えると、武家の社会の中で、
主人が、戦に行っている間、奥様が、床柱を背に、鎧兜を飾り朝晩の食事を備え、鎧兜を、
ご主人の身代わりに設えていた時代があります。
この朝晩いない人の分の食事をお供えする行為を陰膳と言います。
お聞きになったことがある方が多いのではないでしょうか?
これは、鎧兜を人の身代わりと考えた行為で、そのことを照らし
合わせると、お人形と変わらないことに気付きます。
そこで、内飾りは、人形同様に、鎧兜をひとがた(お祓いの具)としてとしての意味を
持っていると考えるのが自然かと思います。
一つの流れで説明すると男の子が生まれたときに鯉のぼりや
武者幟を立て、お子さんの出世やたくましさを願い、神様に
お家に来てもらい赤ちゃんに纏わりつく一年分の厄災をお人形や、
鎧兜に触って頂くことで、そちらに移し、おしまいになることで、
封じ込めていただく。
こんなことをしているお祭りなんだと思っていただけば、
わかりすいのかと思います。
伝統工芸品としてのお雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
栃木県の伝統工芸品
さのまるくんが当工房を取材した記事です。
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