【現代の名工】が継承する節句の話

どうして女の子の節句は厳重なのか -雛人形に込められた願い1-

どうして女の子の節句は厳重なのか -雛人形に込められた願い1-

赤ちゃん

七段飾りのひな壇を飾ったことはあるでしょうか。十五人の雛人形と、たくさんの道具や飾りものを見本なしに正しく並べるのは難しいかもしれません。

どうして女の子の節句は、ここまで豪華で複雑なのでしょう。

その答えの一つは、女の子が「命をつなぐ存在」だからと私は考えています。

 

赤ちゃん

 

ひな人形には、両親、祖父母の様々な願いが託されます。

健康に育って欲しい、幸せになってほしい、良い人と縁をもって結婚してほしい。

毎年くり返し祝うことで、赤ちゃんは人間として成長し、魂は整った状態になっていきます。

 

節句というのは、絶えず「命に関する願いをする」ことが中心にそえられているものですが、

中でも桃の節句は「新しい命を生む力がある」女の子のお祝いですから、より強く健康・成長・結婚への願いがこめられているのです。

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