五月人形の意味、由来を詳しく

初節句の男の子へ【五月人形】誰が買うのか 

初節句の男の子へ【五月人形】誰が買うのか 

赤ちゃん

五月人形を購入する時…

最近どちらのお家で、孫の節句の品ものを買うのかお婿さん側のご両親がみえて、ご相談されることが増えました。

あちらからお祝が届かないようなのですが、どうしたらよいかという事。

この問題の原点は、お嫁さん側のご両親が送られるのが慣習となってきたからです。

そのことについて、ご両家の見解がちがい男の子の時は婿方、女の子の場合は嫁方、たとえば、どちらがやっても良い風習がないのだろうか、金銭的に負担である…など、気まずくなりたくはないし一体どうしたものかと。

最近は、遠方同士でのご結婚も増えお互いの地域の風習もわからないので、

善意でお付き合いしようと相談に見えるわけで、男性側で買ってあげたら出過ぎかとか、

自分では外孫の祝いはちゃんとしてきたのにとか、それぞれ様々であります。

民間のしきたりについては、口伝がほとんどで各家族社会になったため伝わらなくなったことも多いと思いますが、

私が母から聞いてきた話を基に考えると、農耕社会であった日本は、本家、分家、新家、などと言って、

婿側の親が、自分の息子たちに土地や建物を分配する慣習がありました。

それに比較して、節句やその他こまごまとしたお祝い事は、お嫁さん側から持っていくというのが習わしで、

その機会でないと中々娘や孫に会えない風潮もあったように思います。

それが社会の変化により各世帯が、若夫婦自身で、土地や家を用意していく時代になっています。

昔合理的だった風習も時代の変化により不合理な点も出てきます。

現代の社会で考える時何が正しいかは言えませんが。

お孫さんの誕生に際してご両家ご夫婦が、円満に贈り物のやり取りをする事。

そしてその贈り物が赤ちゃんにとって一生の宝ものであってほしいと思います。

そのためには、ご夫婦ご両家で、赤ちゃんの贈り物について、上手な話し合いができると良いと思います。